ボツリヌス療法とは

ボツリヌス療法とは、ボツリヌス菌から得られるボツリヌス毒素を用いて行われる医療または美容治療のことを指します。ボツリヌス毒素は、神経から筋肉への信号伝達を一時的に遮断し、筋肉の収縮を抑制する作用があります。これにより、特定の筋肉群の動きを制限し、様々な症状を改善したり、美容的な効果を得たりすることが可能です。
医療用途
ボツリヌス療法は、異常な筋肉の緊張やけいれん(スパスム)を引き起こす疾患、たとえば、片頭痛、過度の汗症(多汗症)、顔面神経麻痺、眼瞼痙攣(まぶたの不随意運動)、頸部ジストニア(首の異常な動き)などの治療に利用されます。
- 眼瞼痙攣(まぶたの異常な痙攣)
- 頚部ジストニア(首の筋肉の痙攣)
- 片頭痛
- 過活動膀胱
- 多汗症(過度の汗をかく症状)
美容用途
美容分野では、ボツリヌス毒素は一般的に「ボトックス」の名前で知られています。これは表情じわ(額のしわ、眉間のしわ、目尻のしわなど)の改善に使用されます。筋肉の動きを一時的に制限することで、しわを滑らかにし、顔の皮膚を若々しく見せることができます。
使用薬剤
アラガン(アラガン製薬)とニューロノックス(メディトックス社)を使用いたします。これはボツリヌス毒素タイプA(Botulinum Toxin Type A)を主成分とする医薬品です。ボツリヌス毒素は、クロストリジウム・ボツリヌムという細菌が産生するタンパク質であり、神経筋接合部でアセチルコリンの放出を阻害することで筋肉の緊張を緩和します。
ニューロノックスは、筋ジストロフィーや脳性麻痺などの症状に伴う筋肉の痙縮(けいしゅく)や筋肉の痙攣(けいれん)を治療するために使用されます。特に、頸部ジストニア(首の筋肉の痙攣)、片側顔面けいれん(ヘミフェイシャルスパズム)などの疾患に対して有効です。
また筋肉の緊張を緩和させることで症状を改善します。注射によって直接筋肉に投与されるため、局所的な効果が得られます。

アラガン

ニューロノックス
アラガンとニューロノックスの違い
アラガンはアメリカの大手医薬品メーカーであるアラガン社の製品となります。世界シェアNo.1の安心とFDA(米国食品医薬品局)の認可を受けている製品になります。
ニューロノックスは韓国のメディトックス社が製造販売している、アラガン社のボトックスのジェネリックにあたるボツリヌストキシン製品で、韓国のKFDA(食品医薬品安全庁)の承認を得ている製品になります。
| アラガン | ニューロノックス | |
| メリット | 日本の厚生労働省の承認を受けている製剤です。 なおかつボツリヌストキシン製品のなかでは効果や信頼性が高い。 | 安い価格で治療を受けることができる。 |
| デメリット | 価格が多少高い | 他のボツリヌストキシン製品と比べても効果が弱い場合がある。 |
| 効果持続期間 | 3ヶ月 | 3ヶ月 |
こんな方におすすめ
しわを緩和したい方
特定の神経筋疾患(例:痙攣、片頭痛、顔面神経麻痺、多汗症、過活動膀胱など)の治療を必要としている方
ボツリヌス療法の特徴
筋肉の動きを一時的に抑制
ボツリヌス毒素は神経から筋肉への信号を一時的に遮断し、筋肉の緊張や動きを抑制します。これにより、筋肉の過度な活動を引き起こす医療疾患を治療したり、皮膚のしわを緩和したりすることが可能となります。
医療および美容目的での使用
ボツリヌス療法は、筋肉の疾患、過活動膀胱、多汗症、片頭痛などの医療的疾患の治療に利用されます。また、美容分野では、主に顔の表情に関連するしわの治療に使用されます。
一時的な効果
ボツリヌス療法の効果は一時的で、通常は数ヶ月で消えます。そのため、継続的な効果を得るためには定期的な治療が必要となります。
専門的な施術
ボツリヌス療法は医療専門家により施術され、適切な使用とアフターケアが重要です。誤った使用は副作用を引き起こす可能性があります。
副作用
一部の人々は、注射部位に赤み、腫れ、痛み、硬化、打撲を経験する可能性があります。これらの症状は通常一時的ですが、持続する場合や予期しない反応が出る場合は医療提供者に連絡する必要があります。
ボツリヌス療法の効果
ボツリヌス療法、またはボトックス注射は、その作用により以下のような効果が期待できます。
- 筋肉の動きの抑制
-
ボツリヌス毒素は、神経から筋肉への信号を一時的に遮断し、筋肉の緊張を和らげます。これにより、特定の筋肉群の動きを一時的に制限することが可能となります。
- 疾患の症状緩和
-
この筋肉の動きの抑制作用により、眼瞼痙攣(まぶたの異常な痙攣)、頚部ジストニア(首の筋肉の痙攣)、過活動膀胱、片頭痛、多汗症(過度の汗をかく症状)など、筋肉の過度の収縮や緊張を引き起こす様々な疾患の症状を緩和することが可能となります。
- 美容効果
-
美容分野では、ボトックス注射は、特に顔の表情しわを緩和するために使用されます。筋肉の動きを一時的に制限することで、皮膚が滑らかになり、若々しい外観が得られます。
ボツリヌス療法の効果は一時的で、通常は3ヶ月で消えてしまいます。そのため、持続的な効果を得るためには定期的に治療を受ける必要があります。また、ボツリヌス療法は専門的な医療環境で行われ、副作用やリスクについては十分に説明を受けることが重要です。
ボツリヌス療法の施術リスク
ボツリヌス療法、またはボトックス注射は一般的には安全な手段とされていますが、いくつかのリスクや副作用が存在します。以下にそれらを列挙します:
- 注射部位の反応:注射部位で痛み、腫れ、赤み、打撲、出血、感染が起こる可能性があります。これらの反応は通常一時的ですが、慎重な施術と適切なアフターケアが必要です。
- 顔の不自然な表情:顔の筋肉に注射すると、過度の麻痺により不自然な表情やアシンメトリー(顔の左右非対称)が生じる可能性があります。
- 全身的な副作用:非常に稀なケースでは、ボトックスの成分が体全体に広がり、全身の筋肉弱化、視力障害、話しにくさ、呼吸困難、尿失禁などを引き起こすことがあります。これらの症状が現れた場合、直ちに医療機関に連絡する必要があります。
- 過敏症反応:ボツリヌス毒素または注射の成分に対してアレルギー反応を示す可能性があります。
- その他のリスク:眼科でのボトックス使用には特殊なリスクがあり、例えば、二重視やまぶたの下垂が起こる可能性があります。
以上のようなリスクが存在するため、ボツリヌス療法は訓練を受けた医療専門家によって行われるべきです。また、施術前には医師と十分に話し合い、自身の健康状態やリスクについて十分に理解することが重要です。
施術を希望する箇所や目的、医療歴、現在の健康状態、アレルギーなどについて医師と相談します。医師は、治療の可能性、リスク、予想される効果、費用などについて説明します。
医師は、患者のニーズと目的に基づいて個別の施術計画を作成します。そしてどの筋肉に注射をするのか、どれくらいの量を使用するのかなどが決定します。
お肌は必要に応じて消毒し、局所麻酔クリームが塗布されます。次に、細い針を使ってボツリヌス毒素が直接筋肉に注入されます。
これは通常数分程度で終了します。
施術後、医師は特定のケアを指示いたします。これには、注射部位を触らないようにする、重い運動を避ける、施術部位を高く保つなどの指示が含まれることがあります。
施術の流れ
施術概要
| 施術時間 | 通常15分~30分程度(初診ではカウンセリングなど含めてもう少し長くなります) |
| ダウンタイム | ほぼありません |
| 治療の痛み | 治療は非常に細い針を使用するため、注射時に軽い不快感を感じることがあります。ただし、これは人により異なり、一部の人々はほとんどまたは全く痛みを感じないと報告しています。必要に応じて、施術前に局所麻酔クリームを使用することで痛みを軽減することも可能です。 |
| 洗顔・メイク | 施術後、注射部位に強い圧力を避けるため、少なくとも4時間は洗顔やメイクを避けることが一般的に推奨されます。施術後24時間以内に激しいマッサージやスクラブを避けることも重要です。 |
| シャワー・入浴 | ボトックス注射後すぐにシャワーを浴びることは問題ありませんが、高温のバスやサウナは避けるべきです。これは、高温が血流を増加させ、ボトックスが注射部位から他の領域に広がる可能性を高めるためです。 |
副作用と注意点
鼻粘膜局所に作用するだけですので、副作用はほぼありません。
当日より洗顔・メイク・入浴・運動が可能です。
当日アルコールは念の為お控えください。
なお、ボトックスが喉に流れても、喉の粘膜や味覚への影響はないとされています。
施術後の注意事項
ボツリヌス療法、またはボトックス注射後に注意するべき点は以下の通りです:
- 注射部位の触らない:注射後の数時間は、注射部位を触ることを避けてください。これは、ボトックスが筋肉の中で広がるのを防ぐためです。また、注射部位をマッサージするのも避けてください。
- 激しい運動を控える:注射後の24時間は、激しい運動を控えてください。血流の増加はボトックスが周囲の筋肉に広がる可能性を高めるためです。
- 頭を下げない:施術後の数時間は、頭を下げたり横になったりすることを避けてください。これもボトックスが周围の筋肉に広がるのを防ぐためです。
- 高温を避ける:注射後は、サウナやジャグジーなどの高温の環境を避けることが推奨されます。
- アルコールを控える:ボトックス注射後24時間はアルコールを避けてください。これは、アルコールが血液を薄くして出血や痣を引き起こす可能性があるためです。
- 異常な症状に注意:施術後、視力障害、筋力低下、呼吸困難、話すのが難しいなどの異常な症状が現れた場合は、すぐに医療機関に連絡してください。これらはボツリヌス毒素が体の他の部位に広がっている可能性を示しているかもしれません。
- 定期的なフォローアップ:ボツリヌス療法の効果は一時的であり、通常は3-6ヶ月で消えてしまいます。そのため、持続的な効果を得るためには定期的に再施術を受けることが必要です。
禁忌事項
以下の症状のある患者様は治療を受けることが出来ません。
ボツリヌス毒素またはその他の成分に過敏症のある方
筋無力症(myasthenia gravis)やラン・ギッタム症候群(Lambert-Eaton syndrome)などの神経筋疾患のある方
妊娠中または授乳中の方
注射部位に感染症がある方
特定の薬物、例えば筋弛緩剤や抗コリン薬を服用している方
その他医師が不適切と判断した場合
よくある質問
ボツリヌス療法は痛いですか?
これは個々の感じ方によりますが、施術は非常に細い針を使用するため、通常は軽い刺激感がある程度です。必要に応じて、施術前に局所麻酔クリームを使用することができます。
ボツリヌス療法の効果はいつ現れますか?
一般的に、ボツリヌス療法の効果は施術後2~7日で現れます。最大効果は通常、施術後1~2週間で得られます。
ボツリヌス療法の効果はどれくらい持続しますか?
効果の持続期間は個々の体質や施術箇所、用いられるボトックスの量によりますが、一般的には約3ヶ月です。持続的な効果を得るためには定期的な再施術が必要です。
ボツリヌス療法の副作用は何ですか?
ボツリヌス療法は一般的に安全な治療法ですが、注射部位の腫れや赤み、打撲、頭痛、顔の非対称性などの一時的な副作用が発生する可能性があります。重篤な副作用は稀ですが、視力障害、筋力低下、呼吸困難、話すのが難しいなどの異常な症状が現れた場合は、すぐに医療機関に連絡してください。
ボツリヌス療法後に運動はできますか?
施術後の24時間は、激しい運動を避けることが推奨されます。これは、ボツリヌス毒素が注射部位から他の領域に広がる可能性を最小限に抑えるためです。
ボツリヌス療法は何歳から受けられますか?
ボツリヌス療法は18歳以上の成人に対して行われることが一般的です。ただし、一部の病状や疾患に対しては、それ以下の年齢の患者に対しても使用されることがあります。
カウンセリング・初診料
| カウンセリング | ¥0 |
| VISIA | ¥6,600 |
| VISIA 当日施術まで希望される場合 | ¥3,300 |
| ドクター指名料 (ポテンツァ、ルメッカ、ピコなど) | ¥11,000 |
| 看護師指名料 | ¥1,100 |
| 麻酔 | ¥3,300 |
Botox(ボトックス)料金表
| アラガン | 一般 |
|---|---|
| 表情筋1部位 | ¥13,200 |
| 2部位同時施術 | 10%OFF |
| 3部位以降同時施術 | 15%OFF |
| エラ (40単位) | ¥33,000 |
| エラ (80単位) | ¥49,500 |
| 脇・肩・下腿 (100単位) | ¥44,000 |
| 脇・肩・下腿 (200単位) | ¥71,500 |
| ニューロノックス | |
| 表情筋1部位 | ¥7,700 |
| 2部位同時施術 | 10%OFF |
| 3部位以降同時施術 | 15%OFF |
| エラ (40単位) | ¥17,600 |
| エラ (80単位) | ¥27,500 |
| 脇・肩・下腿 (100単位) | ¥22,000 |
| 脇・肩・下腿 (200単位) | ¥38,500 |
| スキンボトックス (30単位)中顔面 | ¥17,600 |
| スキンボトックス (60単位)全顔 | ¥31,680 |
