糸リフト（スレッドリフト）とは

体内で溶ける糸を使用して、たるんだ皮膚や脂肪を引き上げる治療です。
吸収されることで異物に対する体の拒絶反応が起こりにくく、自然で違和感が少ないリフトアップができます。
メスは使用せず、傷跡も小さな針穴のみでダウンタイムも短いので人気の治療です。糸は特殊な構造をしていて強いリフティング力を発揮し、3～6カ月程で糸は溶けて吸収されていきます。挿入された糸が真皮のコラーゲンを増やしてくれ、もっちりと弾力のある肌へ。
糸が溶けてなくなっても、肌の内側で増えた弾力成分がキュっと引き締まった肌をキープします。
一気に肌をリフトアップしたい方やお顔にハリが欲しい方に向いています。

自然で違和感が少ないリフトアップが可能

こんな方におすすめ

糸リフトの効果

MIOのリフトアップメニュー

MIOリフト（PDO）

MIOハイパーリフト（PLLA）

糸の比較

	糸の種類	硬さ	持続時間	適応	特徴
MIOリフト （プリマリフト）	PDO	中	3ヶ月～6ヶ月	・フェイスラインのたるみ ・顎下のお肉 ・丸顔 ・口横のもたつき ・若い方向け	・痛みの軽減 ・瘢痕化が強いため、 脂肪萎縮効果で引き締め
MIOハイパーリフト （シークレット）	PLLA	中	6ヶ月～1年	・ほうれい線 ・マリオネットライン ・顔のもたつき ・フェイスラインのたるみ	・高い柔軟性と持続力 ・引きつれ起こりにくい ・360℃のコグ

糸リフトの注意事項

• 術後大きく口を開けづらくなりますので、歯医者などは3カ月程あけてください。
• 痛みは1～2週間続きます。
• 腫れ・むくみは1～2週間続きます。
• 内出血が出た場合は更に1～2週間続きます。
• 洗髪は24時間後から可能です。（顔より下であればシャワーであれば当日も可能です）
• 髪の毛を染めたりパーマ等は2週間あけてください。
• 糸リフトからの医療ハイフには2ヶ月間をあけてください。
• ハイフから糸リフトの場合は1ヶ月あけてください。

糸リフトの施術リスク

糸リフトは一般的に安全な美容施術ですが、施術には一定のリスクや副作用が存在することがあります。
以下は一般的な糸リフトの施術リスクとなります。

1. 腫れや内出血: 施術後、一時的な腫れや内出血が発生することがあります。これは通常数日から1週間以内に自然に治まりますが、人によっては個人差があります。
2. 感染: 皮膚への微小な傷口を介して感染症が入る可能性があるため、衛生的な施術環境と医療従事者の手術衛生が非常に重要です。
3. 不快感や痛み: 施術中や施術後に一時的な痛みや不快感を感じることがあります。通常、麻酔が使用されることがあるため、不快感は軽減されます。
4. 糸の抜け落ち: 糸が早期に抜け落ちることがあるため、持続性に関する効果にばらつきが生じることがあります。
5. 不自然な外見: 施術が不適切に行われた場合、不自然な外見や表情、ひきつれが生じる可能性があります。これは熟練した医師によって最小限に抑えられます。
6. 瘢痕（傷跡）: 糸の挿入部位に小さな瘢痕が残ることがあるため、これに関するリスクが存在します。
7. アレルギー反応: 糸に使用される材料に対するアレルギー反応が起こることがまれにあります。事前にアレルギー検査を行うことがおすすめされることもあります。
8. 効果の持続性: 糸リフトの効果は個人差があり、持続性が限られることがあるため、定期的なメンテナンスが必要な場合があります。

糸リフトの施術リスクを最小限に抑えるためには、熟練した医師による施術と適切なアフターケアが重要です。施術前に医師との十分な相談を行い、リスクや副作用についての理解を深めることが大切になります。

施術の流れ

施術概要

施術時間	30分～60分
治療間隔・回数	6ヶ月～1年
ダウンタイム	数日～1週間程度
治療の痛み	笑気麻酔か静脈麻酔をお選びいただけますので痛みの緩和が可能です。
洗顔・メイク	洗顔は次の日から可能ですが、メイクは数日控えてください。
シャワー・入浴	1日後（首から下であれば当日中から可能）

禁忌事項

以下の症状のある患者様は治療を受けることが出来ません。

よくある質問

糸は切れることがありますか？

挿入後に切れてしまう可能性がございますが、リフト効果が弱まることはございません。

痛みはありますか？

糸リフト治療は、一時的な痛みを和らげるために笑気麻酔か静脈麻酔をお選びいただけますので、治療中に痛みを最小限に抑えます。特に痛みに敏感な患者様や治療に不安を感じる方には、笑気麻酔や静脈麻酔が利用可能です。静脈麻酔については、事前にご予約いただければ手配可能です。治療中、医師は患者様とコミュニケーションを取りながら治療を進め、快適さを確保します。

傷跡は残りますか？

糸リフト治療において、糸を挿入する際に針孔（針の穴）ができますが、具体的な治療方法によってその位置や目立ちに差があります。針孔が髪の毛に隠れて目立たないことが特徴です。

また、時間の経過とともに針孔は薄くなり、最終的にはほとんど見えなくなることが一般的です。そのため、治療後に目立つ針孔の心配はあまり必要ありません。

ダウンタイムはどんな感じですか？

糸リフト治療において、個人差があるものの、一般的には次のような症状が発生することがあります。

1. 腫れ: 2～3日間程度、治療部位に軽度の腫れが起こることがあります。腫れは通常自然に収まり、短期間で改善されます。
2. 内出血: 治療後、内出血が生じることがあります。内出血が発生した場合、通常は1週間～2週間程度で目立たなくなります。

治療に伴う腫れや内出血は一時的な症状であり、徐々に改善されることが期待されます。針跡については一般的に目立たないため、外見に大きな影響を及ぼすことはありません。

インプラントをいれていますが、施術は可能ですか？

糸リフト治療後、口の大きな開けにくさが一時的に発生することがあります。この症状は通常、治療後の数週間から1ヶ月程度で改善されますが、その間は口の大きな開閉が制限されることがあります。

そのため、口を大きく開ける必要がある歯科治療に関しては、糸リフト治療後は1ヶ月程度お休みいただくことがおすすめされています。治療部位や個人の状態によっては、挿入部位に影響を与えないように工夫された治療計画が立てられることもあります。

マリオネットラインが気になります。ヒアルロン酸と糸リフト、どちらがオススメですか？

マリオネットラインの深さによって異なるアプローチが考慮されますが、一般的なお勧めとして、以下のポイントがあります。

• スレッドリフト（糸リフト）: マリオネットラインが比較的浅い場合や軽度のたるみがある場合、糸リフト治療がお勧めされることがあります。この方法は、たるみを引き上げるために特殊な糸を使用し、効果的なリフトアップを実現します。

ただし、マリオネットラインの深さや個々の状態によって異なるため、医師との相談が非常に重要です。医師は患者の状態を評価し、最適な治療計画を提案します。